Mari Takano Homepage/policy
Mari Takano Homepage/policy Mari Takano Homepage/policy 現在、作曲する、という意味は何でしょうか。
今、様々な音楽が私たちを取り巻く世界に存在しています。
ポップスやジャズ、西洋の古典音楽、環境音楽、現代音楽、民族音楽、様々な伝統音楽・・・。
世界には数えきれないほど様々な音楽があり、現代音楽だけが、あたかも真空間の中のような、閉ざされた世界に留まっているわけにはいきません。
私がいつも考えていることは、現在生きている人々の考えや感情、生活に接し、生活や社会と密接にクロスしている文化を自分の中にとりいれることによって、自分の作品に、新しい方向性や息吹きを与えたいということなのです。

作曲を本格的に始めるようになってから、現代音楽、古典音楽だけではなく、民族音楽やジャズ、ポップス、伝統音楽などにいつも魅せられてきました。こうした音楽の魅力は、私の作品に大きな影響を与えてくれました。もちろん、これらの音楽を引用、模倣したり、単にそのまま取り入れるのではなく、色々なジャンルの音楽が自分の中に吸収され、濾過されてゆくうちに、様々な音の世界が結び付き、最終的には、私の「音」の世界となって現れでていくのです。
例えば私の中で、シェーンベルクの弦楽四重奏曲とジャズのマイルス・デイヴィスの音楽はオーバーラップし、雅楽の時間空間はアメリカのポップ・シンガー、トーリ・エイモスの曲の構造と、また、ビートルズとバリ島のガムランの音の響きは、重なり合っていきます。
私は日本人として、潜在的に伝統音楽の由来する音楽感を持ってもいますが、同時に、現代日本のマルチカルチャー、テクノロジー、グローバル化された社会、携帯、アニメといった文化からの刺激は、私の作品に、新しい感覚を与えてくれます。
社会が抱える問題は時代によって異なりますが、現代社会の問題の特質は、この中に生きている私たちが、様々な側面からの目に見えない脅威に絶えずさらされていることだ、と感じます。その時代に生きる自分の言葉を、音の世界で創っていきたいと考えているのです。


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